イビデンの今期、純利益2.1倍 パソコン向け電子部品好調
イビデンは4日、2021年3月期の連結純利益が240億円と前期の2.1倍になりそうだと発表した。従来予想を90億円上回る。新型コロナウイルスの影響でテレワークやオンライン教育が普及し、パソコン向け電子部品の需要は旺盛。売上高は従来予想から100億円上振れし、前期比8%増の3200億円の見通しだ。
電子事業は高速通信規格「5G」向け高機能サーバーの半導体パッケージ基板が順調。セラミック事業も20年夏以降、中国自動車市場の回復により排気系部品の需要が持ち直している。電子事業を中心に通期で計900億円の投資を進行させている。
同日発表した20年4~12月期の連結決算は純利益が前年同期比2.6倍の213億円、売上高は同6%増の2297億円だった。
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