名古屋証券取引所で大発会
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名古屋証券取引所は4日、2021年最初の取引となる大発会の式典を開いた。新型コロナウイルスの感染予防のため、出席者を限定し、規模を縮小。派手な演出は行わず、出席者は取引の活況を祈願した。
取引所や証券会社の関係者ら約40人が参加した。20年の約140人から絞り込んだ。
式典では竹田正樹社長があいさつした。前回の丑年の09年をリーマン・ショックからの回復を遂げたと振り返り「牛歩であっても『モー』一歩粘り強く進むことで、日本経済の新たな発展につながる1年になってほしい」と述べた。
恒例の名古屋弁を使った手締め「ナモ締め」は式典を短時間で済ませるために三本締めに変更。新年の風物詩となっている社員の振り袖姿での参加は着付けなどの準備で感染を招く懸念があるため取りやめた。〔共同〕