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名古屋の百貨店売上高、20年は26%減 年始も出足鈍く

名古屋市内の主要百貨店(4社5店)が4日に発表した2020年の売上高(速報値)は、前年比26%減の3113億円だった。新型コロナウイルスの感染拡大による顧客の外出自粛や店舗の休業要請が響いた。年明けの初売りは、各社ともに感染防止対策として福袋の販売を制限。毎年恒例の店舗に並ぶ顧客は大幅に減少した。

JR名古屋高島屋の年間売上高(1219億円)は4社のなかで6年連続首位だったが、13年(1183億円)以来の水準まで落ち込んだ。12月はコロナの感染再拡大で、前年同月比の売上高減少率(16.8%)が11月のマイナス11.1%より拡大した。福袋は年内に販売を始め、初売りの店頭では取り扱わなかった。1月2日に開店待ちで並んだ顧客は前年9割減の700人だったという。

松坂屋名古屋店の年間売上高(891億円)は2000年代で最低だった。一方で12月はおせちや高額の美術品が好調で、減少率(5.6%)が11月のマイナス8.3%より縮小した。同店でも店頭での年明けの福袋販売は見送り、1月2日の開店前の行列は前年比8割減の1500人にとどまった。

名古屋三越の年間売上高(708億円)は、ラシックを含む売上高となった14年以来では最低だった。12月は開業40周年の記念企画を開いたが、新型コロナの再拡大により減少幅が11月より拡大した。

名鉄百貨店本店は、12月の開店記念祭の客足が好調だったため、11月より減少幅が縮小した。一方で年間売上高(294億円)の減少幅は34.7%と、4社のなかで最もきつかった。JR名古屋高島屋と同様に名古屋駅前の人出が減少したのに加え、主要顧客のシニア層の外出自粛が追い打ちとなったという。

各社は4~5月に臨時休業や営業時間短縮をしたため、売上高が大きく減少した。年後半に入って持ち直したが、感染再拡大を受けて年末には再び悪化した。年末年始は帰省を見送る動きから手土産の売れ行きが振るわなかった。

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