ノリタケ、純利益22%増 4〜12月期食器の赤字縮小

ノリタケカンパニーリミテドが2日発表した2022年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比22%増の85億円だった。ホテルや航空会社向けの食器販売が回復したうえ、直営店を閉店して固定費を抑えた効果も表れた。食器事業は1億5千万円の営業赤字で、赤字幅は前年同期の9億4200万円より縮小した。固定資産や有価証券売却に伴う特別利益も膨らんだ。
連結売上高は11%増の1039億円。リチウムイオン電池向け電極材の生産に用いる焼成炉や、医療用センサーに使う厚膜回路基板が堅調だった。スマートフォンなどの強化ガラスに使うセラミック原料の値上げも寄与した。
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