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トヨタ系主要8社、今期業績上方修正 米中で車生産回復

トヨタ自動車グループ主要8社の業績回復が鮮明だ。2日、2020年4~12月期の連結決算とともにデンソーアイシン精機など全8社が21年3月期の業績見通しを上方修正した。20年秋を底に、米中を中心に自動車生産が回復傾向にあることなどを反映した。新型コロナウイルスの逆風をきっかけとした収益の強化策も寄与した。

8社のうちデンソー、豊田自動織機、アイシン、ジェイテクトトヨタ紡織豊田合成が売上高、最終損益ともに上方修正した。豊田通商は利益のみ、愛知製鋼は売上高のみをそれぞれ引き上げた。新型コロナの感染再拡大や半導体不足といった先行き不透明要因もあるものの、各社は1~3月も回復基調が続くと想定する。

デンソーは、21年3月期の連結決算(国際会計基準)の売上高を20年7月の公表値から2000億円上方修正し前期比8%減の4兆7400億円、純利益を370億円上方修正し64%増の1120億円と見込む。松井靖最高財務責任者(CFO)は「(20年)9~10月を底に(部品の受注が)回復している」と指摘。研究開発費の効率化なども寄与する。

アイシンは売上高を前回予想値から700億円引き上げ前期比9%減の3兆4500億円、純利益は330億円引き上げ2.5倍の600億円を計画する。主力の変速機が中国で好調なほか、北米向け製品では原価低減が進む。21年4月に予定する子会社のアイシン・エィ・ダブリュ(AW)との経営統合に伴う合理化も反映する。業務の統廃合や調達の効率化などによる固定費の削減を年間で950億円程度織り込んでいる。

足元では各社とも世界的な半導体不足を注視する。デンソーの松井CFOは「(在庫を確保しているため)自社として今大きなリスクはないが、需給は逼迫している」と指摘。ジェイテクトの牧野一久経営役員も「今年度内の生産に影響はないが、今後の影響は精査している」とした。

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