トヨタやスズキ、「つながる車」機能停止 KDDI障害で
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トヨタ自動車とスズキ、マツダ、は2日、コネクテッドカー(つながる車)のサービスが一部で使えなくなっていると明らかにした。KDDIの通信サービスの障害によって、車両に搭載している通信機を使ったサービスなどが使えない。SUBARU(スバル)も影響が出ていると明らかにした。日産自動車やホンダでは影響は出ていない。
コネクテッドカーは、燃料の残量やドアの施錠状態を遠隔で確認できるほか、緊急時にコールセンターのオペレーターに連絡する機能などがある。
トヨタではコネクテッドサービス「T―コネクト」で一部の機能が影響を受ける。事故や故障など緊急時にオペレーターに連絡する機能のほか、車から離れてスマートフォンでドアの開閉やライトの点灯状態を確認するサービスが一部の利用者で使えないという。復旧については、同サービスのホームページで案内するとしている。
トヨタとKDDIはつながる車を巡り、グローバル通信基盤の共同開発などで提携関係にある。2020年10月にはトヨタがKDDIへの追加出資を決め、スマートシティー関連などにも協業分野を広げていた。
スズキも緊急時の連絡でトラブルが出ている。マツダはコネクテッドサービス「マツダコネクト」にKDDI回線を使用している。対応については「関係部門が検討中」という。スバルもコネクテッドサービス「スターリンク」の一部機能(ヘルプネットやSOSコールなど5種類)が使えなくなっている。