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愛知知事リコール署名83%不正疑い 選管調査

愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動で、県選挙管理委員会は1日、県内64選管に提出された約43万5千人分の署名の83.2%に不正が疑われ、有効と認められないとの調査結果を発表した。地方自治法違反容疑での刑事告発に向け調整を進める。

有効と認められない署名は約36万2千人分。同一人物による署名と疑われるものや、選挙人名簿に登録されていない人の署名だった。名古屋市中川区や豊田市など11選管では提出分の9割以上が有効でないと判断された。

大村氏は1日の記者会見で、直接請求制度の公正性が担保されない事態が生じたと指摘し「民主主義に対する挑戦だ。リコール運動の関係者には事実関係を速やかに明らかにするよう求める」と語った。

リコール運動は美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長が主導。芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で展示された昭和天皇に関する映像作品などを巡る大村氏の対応を問題視し、名古屋市の河村たかし市長が支援した。

高須氏は1日、取材に「自分や事務局は全く関与していない」と不正行為を否定。河村氏も関与していないと説明した。

高須氏らはインターネットなどで署名集めを担う「受任者」を募り、昨年8月から県内各地の署名会場や街頭で活動。署名は昨年11月に提出され、解職の賛否を問う住民投票実施に必要な法定数約86万6千人には届かなかった。

運動の参加者の一部から不正署名が多数あるとの情報が寄せられるなどし、県選管が昨年12月から調査していた。〔共同〕

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