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車部品の三五、建設資材に参入 鋼材の加工技術を転用

トヨタ自動車向けに排気系部品を供給している三五(名古屋市)は建設資材事業に参入する。車の鋼材の加工技術を生かし、継ぎ手のない配管を販売すると1日に発表した。販路の拡大や施工面では空調工事を手掛ける新日本空調と連携する。車部品への依存度を減らすと同時に、建設業界の省力化や環境負荷の低減にも貢献する狙いだ。

三五は2021年3月期の連結売上高が4208億円と、非上場の車部品メーカーの中では有数の規模だ。エンジンからのガスを1つの排気管にまとめる「エキゾーストマニホールド」や、排ガスの音を低減するマフラーを主力製品とし、トヨタ向けの割合が大半を占める。

工場の配管工事はカーブを描く際にL字型の部材を付け、接合する作業が多い。三五は鋼材を曲げる自社の技術を応用し、継ぎ手の不要な配管を開発した。新日本空調が手掛ける工事で採用してもらう方針だ。

新製品を三五の技術センターの新棟工事で試したところ、配管の部材数は従来技術に比べ6割削減できた。車部品で使う素材の採用を通じ、従来の配管よりも腐食に対する耐性が高く、費用も抑えた製品にできるという。

部材の削減により、人手不足に悩む建設業界の省力化に貢献できる。また素材の変更や継ぎ手の廃棄量の削減により、従来技術より二酸化炭素(CO2)を1~2割ほど減らせる見通しだ。排気系部品は電気自動車(EV)の普及とともに需要が減少する可能性が高く、三五は自社の技術を他分野に応用することで収益源の拡大を図る。

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