十六FG、地域おこしの子会社設立 地域産業に資金を供給

十六フィナンシャルグループ(FG)は1日、岐阜市で観光業の支援などで地域経済の活性化を目指す子会社「カンダまちおこし」の開業式典を行った。本社は同市に置く。地元企業の販路開拓や、クラウドファンディングを通じて、地域の成長産業に資金を供給する。
2021年の銀行法改正により、銀行も認可を受けて地域活性化などの要件を満たせば、幅広い事業に参入できるようになった。カンダまちおこしの社長に就任した田代達生氏は同日「クリエイティブな人材へのマネーの流れをつくり、地域の経済循環をよくすることに具体的な方策を持って取り組みたい」と語った。
十六FGは地域の拠点となる建物のリノベーションやふるさと納税のさらなる活用などを通じて、地域の活性化に取り組む。