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エーザイ、1年4カ月ぶりの高値 認知症治療薬に期待

銘柄診断

1日の東京株式市場でエーザイ株が一時前日比718円(8%)高の1万50円と、およそ1年4カ月ぶりに1万円の大台を超えた。前日にアルツハイマー病の治療薬「レカネマブ」にが早期アルツハイマー病患者の症状悪化を抑制する効果があったと発表した。同治療薬が業績拡大につながるとの期待が高まり、買いが入った。

終値は443円(5%)高の9775円だった。上昇率は同日で日経平均採用銘柄で最も高かった。エーザイ株は直近、レカネマブの被験者の死亡事例の発覚を受け、株価水準を切り下げる場面があった。会社側は現状、薬と死亡の直接の関係はないと表明している。

松井証券の窪田朋一郎氏は「直近でもレカネマブの臨床結果で株価がかなり動いている。この薬の行方で株価が決まると言っても過言ではない」と話す。「保険適用されるなど、価格面で普及が見込めるかどうかも今後の判断材料になる」と説明する。

野村証券の甲谷宗也氏は11月30日付のリポートで「有効性・安全性・バイオマーカー(指標)ともに説得力の高いデータだった」と指摘した。レカネマブの開発成功確率を引き上げ、目標株価も従来から1500円高の1万3500円に上方修正している。

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