後継者不足改善、三重全国1位 地銀が県境超えM&A仲介
データで読む地域再生 東海
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経営を次世代にバトンタッチする事業承継の進み具合で全国トップは三重県で、2021年までの10年間で後継者のいない企業の割合が31.3ポイント改善した。東海4県では愛知県が全国8位で7.5%の改善。岐阜県(31位)と静岡県(34位)はマイナスだった。三重県では地域金融機関が仲介に入り、県境を超えたM&A(合併・買収)にも取り組む。行政も支援体制の拡充を急ぐ。
「後継者はどうするんですか」。

「データで読む地域再生」では、政府や自治体、民間の統計を日本経済新聞が独自に分析し、様々な課題の解決に取り組む地域の姿に迫ります。自治体や企業の取り組み事例も交え、人口減少や観光振興、ものづくりなど、様々なテーマを取り上げます。