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ミツカン、全新人が在宅 オンラインで復活目立つ入社式

2021年度がスタートした1日、中部地方の企業や自治体では入社式が催された。昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で式自体の取りやめが相次いだが、今年はオンライン形式にすることで式典を復活させる例が目立った。

昨年中止した中部電力はオンライン形式で入社式を復活させた。主要グループ会社で417人の新入社員はそれぞれの配属先から参加。林欣吾社長は「皆さんの安全と健康を最優先に考えた結果、リモート形式でおこなうことにしました」と述べた。

ミツカングループは1日、新入社員全員を在宅勤務とし、オンラインで入社式への参加を求めた。国内で採用した約60人がネットを通じて幹部らの訓示に耳を傾けた。昨年はコロナ禍を受け、式典を中止していた。

リアル開催に踏み切った企業もある。トヨタ紡織は愛知県刈谷市の本社で入社式を開き、新入社員約150人が出席した。沼毅社長は新型コロナウイルスの影響を念頭に「経済や社会のニーズの変化のみならず、ニューノーマルへの対応が求められている」と述べた。ノリタケカンパニーリミテドの加藤博社長は「前例にとらわれず、柔軟な発想で変革に挑戦しよう」と、グループ会社を含む新入社員54人に直接エールを送った。

愛知県は2年ぶりに入庁式を開いた。新入職員約600人は愛知芸術文化センター(名古屋市)のホールに集まり、感染防止のため距離を保ちながら着席した。大村秀章知事は新入職員を前に「感染状況は引き続き厳しいが、県民のため健康に気をつけながら職務に励んでほしい」と訓示した。

代表として辞令を受け取った村林賢弥さん(22)は「愛知県は地理的にも産業的にも日本の中心。間違いを恐れずに様々なことにチャレンジしていきたい」と緊張した面持ち。保健師として春日井保健所に勤める沖中菜生さん(22)は「コロナの影響で不安の中にいる県民は多い。少しでも健康になってもらえるよう頑張りたい」と力を込めた。

名古屋市は新規採用の辞令交付式出席者の4割に当たる157人の職員を市公館に集め式典を開いた。残りの職員は各区役所などからオンラインで参加した。昨年はコロナ禍で中止しており、開催は2年ぶり。あいさつした河村たかし市長は「市民の最大の関心はコロナの第4波。感染対策やワクチンの普及に向けて、局をこえて協力していこう」と呼びかけた。

一方、引き続き入社式を見合わせる企業も目立った。JR東海は昨年と同様に式典を中止し、888人の新入社員にトップのビデオメッセージが伝えられた。新入社員は2班に分かれ、半分は研修の教室で、残る半分は自宅などで視聴した。金子慎社長は「アフターコロナの世の中で、これまでよりレベルの高い仕事を遂行できるよう技術やサービスの力を高めておかなくてはならない」と話した。

デンソーは4月1日付で667人が入社した。入社式は催さず、有馬浩二社長のビデオメッセージを少人数に分かれて視聴した。有馬社長は「自分自身の夢を持ち、実現に向けて挑戦してほしい。デンソーにも『環境と安心を通じて、すべての人の幸せに貢献したい』という夢があり、そのためにCO2ゼロ、交通事故ゼロなど、『究極のゼロ』をめざす」と述べた。

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