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三十三銀行が発足 渡辺頭取「合併効果20億円以上」

三重県を地盤とする三十三フィナンシャルグループ(FG)傘下の三重銀行と第三銀行が1日合併して、三十三銀行が発足した。FG社長を兼務する渡辺三憲頭取は三重県四日市市の本店で記者会見を開いて「M&A(合併・買収)仲介に力を入れ、店舗も減らすなどして3年間で20億円以上の合併効果を出す」と述べた。

三十三銀行が1日発足した

三重県北部を地盤とする三重銀行と、同県中南部を中心に展開する第三銀行は2018年4月に経営統合した。持ち株会社三十三FGの下に2行が並列してきたが、収益を引き上げるため合併に踏み切った。三十三銀の預金は約3兆8000億円、貸出金は約2兆8000億円。いずれも中部3県の地銀では愛知銀行中京銀行などを上回り5位となる。

同日、経営効率を示すコアOHR(経費率)を直近の82%程度から、24年3月期には79%以下にするなどの経営計画を公表した。三重銀が強みを持つ企業の事業承継やM&Aのサポート、第三銀が得意とする医療・介護事業者の経営指導などそれぞれのノウハウを生かして収益を伸ばす。27年3月期には合併効果を65億円以上に高める。

国が第三銀に注入した公的資金300億円は24年9月に返済期限を迎える。FG会長も兼務する岩間弘会長は「これまで返済原資を積み上げてきた。期限までに返済する」と話した。

店舗は、1つの建物に複数の支店などを集める「店舗内店舗方式」によって22年7月までに29店減らす。それぞれの本店などで重複する作業を担っていた80人はデジタル部門や営業支援部門に再配置する。採用も抑えて従業員は410人を削減する予定だ。「早期退職を募集する考えはない」(渡辺頭取)という。

記者会見する渡辺頭取㊧と岩間会長㊨(1日、三重県四日市市)

四日市市の本店には三重銀行が本店を置いていた。第三銀の本店のあった松阪市には「松阪本店営業部」を設け、地域担当の役員が常駐する。岩間会長は「引き続き(県南部の)地域経済の発展に貢献していきたい」と話した。

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