ドル箱頼みの北海道内信金、不動産業融資10年で6割増
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北海道の信用金庫は直近10年間で不動産業への貸出金残高が約6割増えた。人口増が続いてきた札幌市と近郊のアパートローン向けにくわえ、新型コロナウイルス禍での融資増も際立つ。製造業や建設業への貸し出しは人口減などで回復の兆しがみえず、数少ないドル箱に依存する姿勢が鮮明となっている。
信金中央金庫によると、2021年3月末の北海道の信金の不動産業向け貸出金残高は8404億円に上る。11年3月期(537...
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