札幌市の23年度予算案、22年度比2.6%増の1兆1922億円
五輪招致費用は78%減
札幌市は30日、2023年度予算案を発表した。一般会計総額は22年度比2.6%増の1兆1922億円で10年連続で過去最大を更新する。30年冬季五輪・パラリンピック招致関連事業費は78%減の9350万円となる。
4月に市長選を控え、最低限の必要経費を盛り込む「骨格予算」の位置づけだ。30年冬季五輪の事業費を8割減らすのは、東京五輪を巡る一連の事件を受けて機運醸成活動を休止したため。
記録的な大雪を踏まえ、除雪費は21%増やし過去最大の261億円。このうち道路除雪費は217億円、雪対策関係費を43億円充てる。雪堆積場を75カ所から80カ所に増設する。雪処理施設やロードヒーティングも更新する。
新型コロナウイルス関連では中小企業への金融対策などを拡充。「札幌プレミアム商品券事業」を新規予算として盛り込んでいる。

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