札幌五輪招致スローガンは「世界が驚く、冬にしよう。」
(更新)
2030年冬季五輪・パラリンピック招致を目指す札幌市は27日、招致スローガンを「世界が驚く、冬にしよう。」に決めたと発表した。同日市内で開いた機運醸成の「プロモーション委員会」の第5回会合で最終決定した。日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長は「非常にシンプルで、分かりやすく、力強さがあると感じた」と印象を語った。
スローガンは三つの候補があり、他は「NAMARA熱い!真っ白な舞台へ」「未来のために、いま変えよう。」だった。インターネットの専用サイトと郵送などで一般からの投票を実施。投票総数は1万5726件で、このうち採用された案が6837件で最多だった。
30年冬季五輪の開催都市は、来年9~10月にインドで開かれる国際オリンピック委員会(IOC)総会で正式に決まる。山下氏は、当初今年12月が見込まれたIOCによる候補地一本化の時期について「(来年)3月にあるIOC理事会に決定がずれ込む可能性があるのではないかと認識している」と述べた。〔共同〕