北海道、道産品の海外展開支援 ホノルルでフェア開催
北海道は道産食品の米国輸出拡大に向け、2023年1月に米ハワイ州ホノルル市の日系高級スーパーで北海道フェアを開く。希望する道内企業が道産食品などをテスト販売する。住民のほか、米国本土からの観光客らにも「北海道ブランド」の認知度を高め、米国市場で道産品の販路拡大につなげる。
ホノルル市の日系高級スーパー「J-Shop」で23年1月13~20日に北海道フェアを開く。北海道は22年11月4日まで、出展を希望する企業を募集している。店舗への出展費用や商品の輸送費は北海道が負担する。フェア終了後も、店舗に陳列販売できる可能性があるという。
米国への道産加工食品の輸出額は20年時点で5億2000万円。道は支援強化により、24年には4割増の7億2000万円まで拡充する目標を立てる。世界的観光地のハワイで道産食品をPRすることで米国への輸出拡大などを目指す。
道は22年度から、米国市場に照準を定めた「道産食品輸出促進事業」に取り組む。現地バイヤーとのオンライン商談会のほか、米国本土でもカリフォルニア州の日系スーパーで道産食品のテスト販売を計画する。