北海道電力も法人新規契約を一時停止、燃料高騰受け
北海道電力は23日、法人向けの電力プランの新規契約を一時停止したと発表した。燃料高騰を受け、新電力から値上げや供給停止を求められた企業からの申し込みが急増。十分な電力量を供給できなくなった。新規契約の受付停止は2016年に電力小売りの全面自由化して以降で初めて。
北電が取りやめた契約はビルや工場で使う「高圧」「特別高圧」と呼ばれる分野だ。同社は「高騰が続く燃料市況や電力取引市場価格の先行きが不透明で、お客さまのご期待に沿った対応が困難だ」(広報部)としている。
燃料費の高騰に伴う卸電力価格の上昇で、国内では関西電力など新規契約を一時停止する電力会社が相次いでいる。