JR北海道、訪日客用パス 22年12月は19年の7割に回復

JR北海道は18日、インバウンド(訪日外国人)向けの周遊チケット「北海道レールパス」の販売実績を公表した。2022年12月は9200枚を販売し、19年同月の69%まで回復した。22年11月は同34%。新型コロナウイルスの影響で20年度以降はほぼゼロが続いていたものの、徐々に回復している。
コロナ禍以降、新千歳空港発着の国際線定期便は止まっていたが、22年7月から順次再開している。同社は台湾でセミナーを開いたほか、タイや韓国からインフルエンサーなどを北海道に招き、鉄道を使った道内の旅行について紹介するツアーも開いた。1月下旬以降はタイやシンガポール、マレーシアで開催する現地の旅行博にも出展する。
同社の綿貫泰之社長は「水際対策の緩和でインバウンドの利用者は増えている。鉄道を利用してもらえるよう発信していきたい」と話した。

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