JR北海道、10年ぶり新型電車「737系」導入 23年運転開始

JR北海道は17日、新型車両「737系」を導入すると発表した。同社の電車としては10年ぶりの新車となる。26両を製造し、室蘭線(苫小牧―室蘭間)で使っている老朽化したディーゼル車両を置き換える。電車への切り替えで二酸化炭素(CO2)排出量も削減する。2023年春から運転開始する。
737系は1編成あたり2両で運用し、最大6両まで連結できる。最高時速は120キロメートル。車内には車椅子向けや大きな荷物を置けるスペースを設ける。発光ダイオード(LED)照明の導入などで消費電力も減らしており、現在室蘭線で使うディーゼル車両「キハ143形」と比べてCO2排出量を7割削減する。
JR北海道によると、現在使っているキハ143形は製造から40年以上が経過しており、老朽化に伴う故障が増えていたという。


赤字路線が増加、JRの一部路線では廃線の可能性も検討されるローカル線。地域の足である鉄道の維持のための取り組みや地方の鉄道が抱える課題などについてのニュースや解説をまとめました。
■ローカル鉄道とは
関連企業・業界
業界: