札幌南1条通で車線削減、無印良品やキッチンカー出店

札幌市や地元商店街などで構成する札幌都心交通研究会は17日、市中心部の南1条通で車道を4車線から2車線に減らして歩道を広げてキッチンカーや飲食スペースを設ける実証実験を始めた。同日開いたセレモニーで札幌市の秋元克広市長は「心地良い空間をつくり、札幌の新たなにぎわいや魅力につながれば」と述べた。
「さっぽろわざわざわストリート」と題し、丸井今井札幌本店や札幌三越などが並ぶ西2~3丁目で月末まで実験する。「無印良品」の良品計画は地域の特産物を扱うマルシェ「つながる市番外編」を開いて、北海道産食材を使った菓子を売る。飾りをつくるワークショップも企画する。
北海道当別町や岩見沢市、南幌町など札幌の周辺自治体も出店する。
札幌都心交通研究会の島口義弘会長は「ゆっくり過ごせる空間をつくった。大通地区は人出が減るなど新型コロナウイルス下で苦労しており、外で楽しく過ごせるよう実験を始めた」と語った。
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