北海道ガス、23年1月分の都市ガス料金下げ 家庭向け1割
北海道ガスは16日、2023年1月検針分の都市ガス料金を値引きすると発表した。1立方メートルあたり10円引き下げる。全契約のおよそ50万件が対象。うち約5割を占める家庭向けの「一般料金」では値引き後に7232円(ガス使用量27立方メートルの場合)になる。先行する原料費上昇の緩和策と合わせると、緩和しない場合(8058円)から1割安くなる。22年1月分は5883円だった。
北ガスは原料価格をガス料金に反映する「原料費調整制度」で設けていた上限を超えた額の一部を10月~23年3月分は自社負担する。16日に記者会見した川村智郷社長は値下げについて「すでに冬が到来した道内事情を考慮した」と述べた。1月分に該当する12~1月の使用量は1年間で最大だという。
