札幌市が誘致組織「大札新」 再開発PR、10年で150社

札幌市は14日、企業誘致の新組織「大札新(だいさっしん)パートナーズ」を22日に始動すると発表した。首都圏で企業誘致セミナーを開くほか、再開発情報を発信する。市は今後10年で150社の企業誘致につなげていく。
不動産業や人材紹介業を中心に30社程度の企業がまず参加する見通し。企業誘致セミナーは札幌市の東京事務所が主催する。市経済観光局は「企業の進出を促すため、補助金の見直しも検討している」という。
北海道新幹線の札幌延伸開業を2030年度末に控え、札幌市内では古いビルの建て替えや再開発が活発だ。市が把握している分だけでも、30年時点のオフィス面積は20年比で34万平方メートル多い240万平方メートルになるという。
PR活動を通じて、札幌のオフィスは狭くて古いというイメージ刷新を図り、中長期的には海外からも企業を呼び込む考えだ。