北洋銀行が土屋ホールディングスにSDGs関連融資

北洋銀行は14日、土屋ホールディングス(HD)と、持続可能な開発目標(SDGs)に取り組む企業向け融資「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」(PIF)の契約を結んだと発表した。格付投資情報センター(R&I)が国際的な原則に適合すると確認した。
16日に貸し出す。融資額は20億円で期間は7年。PIFとは企業活動が環境などにもたらす影響を分析し、目標を達成できているかを金融機関がモニタリングしながら融資する商品だ。北洋銀は土屋HDがエネルギー消費量を抑えた戸建て住宅やマンション建設に取り組む点を評価した。
調達資金は賃貸マンション事業への投資や職人育成などに充てる。2025年10月期までに年間で建てる住宅のうち北海道内は95%、道外も70%をエネルギー消費実質ゼロを目指す「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」基準を満たす目標を掲げる。
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