北海道知事選へ池田氏が公約 子育て支援を拡充

北海道知事選に無所属で出馬する元衆院議員の池田真紀氏=立憲民主党推薦、国民民主党道連、共産党道委員会、社民党道連支持=は13日、札幌市内で記者会見を開き、「誰ひとり置いてきぼりにしない あたたかい道政へ」と題する公約を発表した。
「北海道子ども・子育てアクションプラン」を策定し、保育料や学校給食費、高校生までの医療費実質無料化を計画的に実現すると約束した。ひとり親家庭などへの経済的支援拡充も打ち出した。

「法律や政策がなにか動くときに人権を意識していく北海道にする」と述べた。人権条例の制定や、性的少数者カップルの家族関係を公的に認める「パートナーシップ制度」や子供の権利保護など関連する制度を整える考えを示した。
鉄道やバスなど地域の足を確保するため交通確保条例の制定を盛り込んだ。原子力発電については「緩やかに転換していく」と語った。土地利用や水源保護に関し、海外資本も含めた制度点検と整備に取り組む方針を示した。
北海道の政策を住民が直接決めるための道民投票条例の制定も明記した。
知事選は23日告示、4月9日投開票。再選を目指して無所属で出馬する鈴木直道氏=自民党、公明党推薦=は、まだ公約を発表していない。このほか札幌市に住む投資家のみくま氏と、自営業の門別芳夫氏が無所属での立候補を表明している。
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