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北ガスが南富良野町と協定 森林取得、CO2排出量相殺に

連携協定を締結した北海道南富良野町の池部町長(写真左)と北ガスの大槻社長(右)=11日、同町

北海道ガスと北海道南富良野町は11日、まちづくりや災害耐性の強化に北ガスが協力する包括協定を締結した。北ガスが同町内の森林を取得し、二酸化炭素(CO2)排出量の相殺(カーボンオフセット)に活用する。災害時でも同町の避難場所に非常時の電力や暖房を供給できる体制も整備する。

北ガスが取得予定の森はカラマツが主体の針葉樹林だ(11日、北海道南富良野町)

北ガスが取得するのは、かなやま湖(南富良野町)に近い面積約140ヘクタールの針葉樹林。同社によると、東京ガスが長野県に森林を所有している例があるものの、CO2排出量の相殺を目的に新たに森林を取得するのは全国のエネルギー企業で初めてだという。

北ガスの大槻博社長は記者団に「2050年のカーボンニュートラル(温暖化ガス排出量の実質ゼロ)も見えているので、あらゆる方策を考えたときに、森林保有もひとつの策だ」と述べた。

協定締結式であいさつする北ガスの大槻社長(11日、北海道南富良野町)

南富良野町は面積の9割が森林で、札幌市を通って日本海に流れる石狩川の水源地でもある。高齢化率は約3割に達し、今後民間が保有する森林をどう管理するかが課題だ。同町の池部彰町長は「富良野地方にも外国の資本が入ってきている。北海道の大手企業が一緒に国土の保全を考えてくれるのは地域にとっても素晴らしいこと」と語った。

協定には、南富良野町が災害時の避難場所として24年までに整備を進める「道の駅南ふらの」に、北ガスが小水力や太陽光発電による電気やLPガスを供給することも盛り込まれた。16年夏の豪雨被害や18年9月の全域停電(ブラックアウト)の経験を踏まえ、真冬にインフラが止まっても2週間程度は最低限の電気と暖房を確保することを目指す。

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