旭川の高砂酒造、雪中貯蔵酒4月に発売

高砂酒造(北海道旭川市)は5日、新酒の生酒が入った貯蔵タンクを雪で埋めて熟成させる雪中貯蔵法の雪囲い作業を公開した。1997年から続ける酒造りで、タンクの温度が一定に保て空気の対流を抑えられ、まろやかに仕上がるという。4月に純米酒、純米吟醸酒として限定発売する。
雪が舞う中、北海道美瑛町のペンション敷地で除雪機で雪を集めた後、2本の7キロリットルタンクを8人の蔵人が約6時間かけて雪で囲った。同社によると「例年より雪が多く作業は順調に進んだ。3月下旬に掘り出す予定だ」(企画部)という。
純米酒は720ミリリットル入り1485円で、4月21日に約8000本を発売。純米吟醸酒は同1980円で、2022年出荷分の終売後に北海道限定で発売する。
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