北海道の感染者10万人突破 3日は過去最多3788人

北海道は3日、新たに3788人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。累計感染者数は10万2349人となり、都道府県別で9番目に10万人を超えた。2020年1月28日の北海道内初確認から2年強で達した。変異型「オミクロン型」の感染が広がり、1日あたりの感染者数は2日連続で過去最多を更新した。
3日の新規感染者は北海道発表分が1138人、札幌市が2233人、旭川市が137人、函館市が215人、小樽市が65人。道などは同日、新型コロナ患者2人の死亡も公表した。
2日時点の重症者は変わらず1人。患者数は前の日から2038人多い2万3285人だった。確保病床数は1547床で、病床使用率は30.7%。入院患者数は12人増えて634人だった。
北海道は3日開いた新型コロナウイルス感染症対策本部会議で、医師が濃厚接触者を検査なしで陽性と診断したケースも新型コロナ患者数に加える方針を確認した。感染者数が急増し、検査体制などが逼迫していることに対応した。
ホテルエミシア札幌(札幌市)に設置する「北海道ワクチン接種センター」は5日から予約を開始。11日~3月27日の土日祝で6000人程度にモデルナ社のワクチンを接種する。