観光庁、北海道ニセコ町と鶴居村を表彰 観光振興で

観光庁は魅力ある観光地づくりや魅力発信など観光振興に寄与した団体として、北海道ニセコ町と、北海道鶴居村の「美しい村・鶴居村観光協会」に「観光庁長官表彰」を授与した。北海道運輸局で2日、ニセコ町の片山健也町長が参加し、表彰式が開かれた。
ニセコ町は環境に配慮した観光地づくりを進めるために「サステナビリティ・コーディネーター」の採用を始めた。片山町長は「世界から信頼されるリゾート地づくりをしていきたい。交通サービスの整備や宿泊税の導入なども検討している」と述べた。
鶴居村は酪農の土地を生かした「農泊」の推進やワーケーションの誘致、エゾシカ料理などが評価された。2021年度の観光入り込み客数は28万5400人で前の年度から4600人増加した。
観光庁長官表彰は全国で6団体が選出された。北海道外では裏磐梯観光活性化協議会(福島県北塩原村)や下呂温泉観光協会(岐阜県下呂市)などが選ばれた。