AIRDO、4~9月期3期ぶり黒字 旅客数回復で

AIRDO(札幌市)が1日発表した2022年4~9月期の単独決算は、最終損益が22億円の黒字(前年同期は19億円の赤字)だった。旅客数の回復で4~9月期としては3期ぶりに黒字に転換した。
売上高にあたる営業収入は前年同期比78%増の206億円だった。行動制限などがなかった影響で旅客数が2.2倍の約96万人に増え、増収につながった。座席の利用率は路線平均で65%で前年同期の40%から上昇した。出張利用の回復が鈍く旅客数は新型コロナウイルス感染拡大前の8割にとどまる。
営業損益は20億円の黒字(前年同期は30億円の赤字)だった。機材整備の契約単価の変更や広告宣伝費の見直しなどで10億円のコスト削減効果が出た。
10月に全国旅行支援が開始したことで、10~12月は19年同期と同程度の利用客数を見込んでいる。同日の記者会見で安広孝史取締役は「徹底したコスト削減の効果がでた。今後については新型コロナの感染拡大や燃料高騰、円安の影響もあり予断を許さない状況が続く」と話した。23年3月期の業績見通しは、合理的な算定が困難として公表しなかった。

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