茨城県、常総市・城里町で外出自粛要請 年末年始10日間
茨城県の大井川和彦知事は新型コロナウイルスの感染が広がっている常総市と城里町を対象に不要不急の外出自粛を要請した。12月27日から2021年1月5日までの10日間が対象。酒類提供や接待を伴う飲食店の営業時間短縮は求めない。

常総市では食品加工会社でクラスター(感染者集団)が発生するなど、26日までの1週間で人口1万人当たり4人以上の陽性者が新たに確認された。城里町でも「感染拡大市町村」の基準となる1.5人を上回った。
同県では11月下旬以降、常総市を含む10市2町で外出自粛と飲食店の営業時間短縮を求めたが、12月21日から全域で要請を解除した。知事は26日の臨時記者会見で「全国的に感染が広がる中で茨城は落ち着きを取り戻しつつある」としつつも「第1波、第2波に比べると短期間で拡大する懸念がある」と注意喚起した。
人口1万人当たり新規陽性者数が1.5人を超える首都圏、近畿圏などの13都府県への移動や帰省にも注意を呼びかけた。国内で初確認された新型コロナ変異種については「県内では確認されていない」と述べた。