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JR東海、工事の生物代償提示 静岡県のリニア識者会議

静岡県は25日、リニア中央新幹線の静岡工区の未着工問題で生物多様性を審議する有識者会議を開いた。JR東海は自然環境の保全に向けた取り組みを県に示し、工事で魚類などの生態に影響が出る場合、養殖など代償措置を講じる計画を盛った。

県庁で開いた中央新幹線環境保全連絡会議の生物多様性専門部会にはJR東海と県の職員、有識者が出席した。同社が参加する部会開催は約1年3カ月ぶりとなる。

JR東海は工事を巡る測定や調査の結果、「特異な状況が考えられる場合には専門家に相談し、魚類の移殖など代償措置を行う」と説明した。工事に先立ち、河川や沢に生息する生物の事前確認をドローンなど先端技術で綿密に実施する計画なども書面で提案した。

トンネル掘削による自然環境への影響に関する見解も県に提示した。南アルプスで「渇水期に水量が少なくなる沢では流量の減少や枯渇が生じ、動植物の生息環境が著しく変化したり、消失したりする可能性がある」と指摘した。有識者からは「(従来の)環境影響評価書では影響の程度が小さいとしていたが、誤りを認めたということか」といった意見も出た。

静岡工区問題を巡っては国土交通省が4月に設けた有識者会議でも大井川の流量減少問題を議論している。難波喬司副知事は会議後、「対話を進め(生物多様性についても)国の有識者会議で議論できる段階まで詰める」と記者団に語った。

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