佐渡島への観光・宿泊客、2020年は半減
新潟県佐渡市は、2020年の観光入れ込み客数(推計値)が25万4千人だったと発表した。19年の49万5千人からは48.7%減少した。佐渡島は例年では首都圏方面からの観光客が多い。新型コロナウイルスの感染拡大が観光動向に大きな影響をもたらした。
同市によるとここ数年の観光客は年間50万人前後で推移していた。20年の結果について担当者は「恐らく過去最低の水準だろう」としている。また、佐渡観光旅館連盟に加盟する18軒の宿泊施設への宿泊者も15万4千人泊で19年からは46.9%減少した。
新型コロナの影響が3月から出始め、4~5月の緊急事態宣言の発令に伴い観光客が激減した。宣言解除後は10~11月は国の需要喚起策「GoToトラベル」の効果などで回復傾向となったが、年末からのコロナの「第3波」で再び大幅減になった。