群馬銀行の新ファンド、5年後めどに60億円組成

群馬銀行は25日、3月中にも資本性資金を供給する「ぐんま地域共創ファンド」を設立すると発表した。今回の組成額は30億円とするが、今後5年間で合計60億円分組成するとも明らかにした。出資額が30億円の上限に達すれば、新たにファンドを立ち上げる。
ファンドの運営は群馬銀が2020年12月に立ち上げた子会社、ぐんま地域共創パートナーズ(前橋市)が担う。当初は事業承継や事業再生、起業の目的別に3つのファンドを設立する考えだったが、より柔軟な対応が可能なことから1つに集約した。
3月中には第1号の出資先が決まる見通しだが、業種などは非公表としている。同ファンドでは企業への資金供給のみならず、経営人材を派遣する「ハンズオン支援」を手掛ける。