都議会各会派、21年度予算案で要望 出産支援など

東京都の小池百合子知事は24日、2021年度予算案の編成に向け、都議会各会派から要望を受け付けるヒアリングを行った。最大会派の都民ファーストの会は出生数の落ち込みに懸念を示し、出産に対する10万円規模の支援を求めた。成長産業を育てるべく、エネルギー関連ファンドの創設なども提案した。
公明党は最重点要望の一つにプレミアム付き地域振興券の発行を掲げた。タクシーを含めて幅広く使える振興券を発行し、家計と事業者の両方を支える支援策を要望した。
自民党はコロナ後を見据えて「国際金融都市・東京」の実現を加速させるよう要望。税制面などの課題解決に向けて国との連携を深めるよう求めた。
都は年明けからの知事査定を経て、21年1月下旬に予算案を公表する。