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人間心理の株価への影響 AI検知 茨城大などモデル

茨城大学大学院理工学研究科の鈴木智也教授の研究室と投資信託の大和アセットマネジメントは、人間心理が株価に与えるゆがみを人工知能(AI)で検知して活用する株式運用モデルを開発した。正常時の株価と現実の株価との乖離(かいり)から群集心理によるゆがみを推定し、運用の収益性向上につなげる。

茨城大学の鈴木教授の研究室が大和アセットマネジメントと開発した株式運用モデルのイメージ

金融市場は需給バランスなどのファンダメンタルズ(基礎的条件)に加え、非合理的な行動に左右されやすい。他の市場参加者に横並びで追随したり、過去の恐怖体験からブレーキがかかったりすることで説明しにくい値動きを示すことがある。

新モデルは個別企業の株価を対象に機械学習と行動経済学の手法を組み合わせる。正常時の金融市場をAIに学習させ、現実の株価との乖離から異常な過小反応あるいは過大反応を検知する。

大和アセットマネジメントは正常時の「ファクター運用」に新モデルを使った「行動経済学的運用」を組み合わせた私募ファンドを組成し、ポートフォリオを組む銀行や保険会社に2月から提案している。検証では株価情報の有効性と安定性が高まる傾向がみられたという。

鈴木教授は2017年10月から大和アセットマネジメントの特任首席研究員を兼務し、AIを資産運用に応用する研究開発を始めた。18年8月からは鈴木研究室の所属学生を交え、連携して共同研究を進めてきた。

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