千葉銀行、全店で来店予約制導入 相続手続きなど

千葉銀行は22日、すべての店舗で来店予約制度を導入した。相続関連や成年後見人など一定の時間がかかる5つの手続きに関し、電話や窓口で予約を受け付ける。店内の混雑緩和で新型コロナウイルスの感染を予防しつつ、待ち時間を減らして来店者の利便性を高める。
相続関連などの手続きは平均1~2時間かかるといい「全体の待ち時間が増加する原因だった」(営業企画部)。事前に来店時間と内容を把握することで、専門知識を持つ本部行員が遠隔で相談に応じるといったきめ細かい対応もできる。
津田沼駅前支店(船橋市)や柏の葉キャンパス支店(柏市)など県内5店舗は口座開設やキャッシュカードの再発行をはじめ、入出金や振り込みを除くすべての手続きを試験的に予約制とする。銀行の専用サイトで予約を受ける。利用状況や顧客の声をふまえ、他店舗にも拡大したい考えだ。
予約がなくても原則対応するが、予約した人を優先するため待ち時間が長くなったり、当日の受付を断ったりするケースもある。