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県と千葉市連携強化へ ダブル選で熊谷・神谷氏勝利

千葉市内で記者会見に臨む熊谷俊人氏(22日)

21日投開票の千葉県知事選で熊谷俊人氏、千葉市長選で神谷俊一氏が初当選した。千葉市政で市長、副市長を担ったコンビがトップに立つことで県と千葉市の連携が深まる期待がある。選挙戦で争った自民会派が多数を占める県議会との関係など、熊谷県政を待ち構える課題も多い。

投開票から一夜明けた22日、熊谷氏は千葉市内で記者会見を開き「自分の人生をかけて期待に報いていきたい」と抱負を述べた。就任は4月5日付。選挙前から当選後にどう準備を進めていくか想定していたといい、空白期間をつくらずに県政運営にあたれると強調した。

最重視するテーマとして新型コロナウイルス対策を挙げる。最前線で対応にあたる保健所職員が働きやすい環境をつくるほか、国のコロナ対策改善に向けて現場の状況や意見を伝える考えを示した。

熊谷氏が獲得した140万票は千葉県知事選の最多記録を42年ぶりに塗り替えた。「信じられない票だ。多くの県民が千葉県に対する期待や希望を感じてくれた表れだ」と有権者に謝意を示した。

千葉市長には自身が「後継」とした神谷氏が当選した。市長、副市長として二人三脚で行政改革に取り組んだ実績から、県と千葉市の距離が大きく近づくとの見方は多い。21日夜に共演したテレビ番組の収録後、立ち話で「『県市連携』でしなければならないことをどれから、どんなプロセスでやっていくか共有した」という。

21日深夜には菅義偉首相や東京都の小池百合子知事とさっそく連絡を取ったことも明かした。菅首相ら自民党有力者と親交のある森田健作知事に比べ、国とのパイプが弱いとの指摘を否定した格好だ。

森田知事は22日、熊谷氏の当選について「まずはおめでとうと申し上げる」と述べた。県内のコロナ感染状況が改善しつつあるとして「いい感じでバトンタッチできる。ワクチン接種は職員と整理整頓ができており、しっかり遂行してもらうようお願いしたい」と注文した。

国会議員時代の人脈を生かし、東京湾アクアライン通行料値下げやインフラ整備などの公約を実現した経験を踏まえ「大きな案件であればこそ国とのパイプや交渉、駆け引きが重要だと頭に入れて頑張ってほしい」とのアドバイスを送った。

県経済同友会代表幹事を務める千葉銀行の佐久間英利頭取は22日、知事選の結果を受けて「新型コロナや自然災害などのリスクにさらされる環境下、経済界は新知事の手腕に大きな期待を寄せている。県が抱える様々な課題に的確に取り組んでほしい」との談話を発表した。

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