常陽銀行、外貨宅配取り扱い開始 トラベレックスと提携
常陽銀行はトラベレックスジャパン(東京・港)と提携し、同社が提供する外貨宅配サービスの取り扱いを始めたと発表した。同行のホームページから欧米やアジアなど31通貨の外貨購入を24時間365日申し込める。銀行の店舗を訪れて両替する必要がなく「コロナ禍による非対面取引のニーズにも対応できる」(市場国際部)という。
常陽銀のホームページにトラベレックスジャパンのサイトにリンクするボタンを設けた。利用客は購入した外貨を自宅や勤務先のほか、トラベレックスジャパンが国内空港などで運営する店舗(一部除く)など、指定した場所で受け取れる。常陽銀はこれまで自行の8店舗で7通貨の両替に対応してきたが、4月23日で終了する。
トラベレックスジャパンの国内店舗(一部除く)を利用した際、店頭の相場から優遇するサービスも始めた。常陽銀のキャッシュカードや同行発行のクレジットカード、デビットカードを提示すると受けられる。
トラベレックスジャパンは世界の空港などに1500店以上の外貨両替直営店、1200台以上のATMを運営する英トラベレックスグループの日本法人。日本では成田国際空港や羽田空港といった主要空港などで外貨両替専門店を運営している。