ウオーキング、高血圧に効果 横浜市やNTTなど分析
横浜市と横浜市立大学、NTTグループは21日、継続的なウオーキングが高血圧抑制に与える効果の分析結果を発表した。同市のウオーキング促進事業に3年間継続的に取り組んだ60歳代の新規発症者は、事業に参加していない人より12%少なくなった。医療費の抑制効果は年間9000万円に上ると推計した。
同市の「よこはまウォーキングポイント」事業に3年連続で取り組んだ約2000人と、参加経験がない人を特定健診の結果で比較した。年齢は60代に絞り、血圧や中性脂肪の数値をそろえて、他の要因による影響を受けないようにした。
医療費の抑制は、市の負担削減にもつながる。「高血圧は比較的短期間で改善しやすい」(市健康福祉局)といい、市民に結果をPRして健康増進を促す。