茨城県、アヒル約2900羽殺処分 鳥インフル感染の疑い
茨城県は21日、鳥インフルエンザウイルスが検出された千葉県のアヒル農場から茨城県内の農場に入荷していたアヒル2884羽を殺処分したと発表した。かすみがうら市の1農場と古河市の2農場について同日午前5時すぎに殺処分を終了。同日午前に排せつ物などの処理や家きん舎の消毒など防疫措置を終えた。

県によると千葉県横芝光町で鳥インフルの陽性が確認され、茨城を含む6道府県の9農場にアヒルのひなが食用として出荷されていた。県は3農場で飼養されている殺処分対象外のアヒル約8600羽についても移動を禁止した。検査で異常がないことを確認すれば国と協議の上、2週間後の2月5日に移動禁止を解除する。
県畜産課は「近県で陽性が確認され、ひなの流通ルートで拡大することを懸念している。生産者への指導を徹底したい」としている。