長野のオリオン機械、消費電力抑えたチラー
産業機械製造のオリオン機械(長野県須坂市)は、気温が低い時期は外気を利用することで、年間消費電力を抑えたチラー(冷却水循環装置)「エコハイブリッドチラー FCMC55A」を開発した。4月1日に受注を始め、年間300台以上の受注を見込む。

気温が低いときは、外気を利用して消費電力を抑えるモードに自動的に切り替わる。設定温度は15~35度までに限定されるが、同社のインバーターチラーと比較して年間消費電力を6割削減できるケースもあるという。
形状を工夫し、複数台並べて使いやすくしたのも特徴。価格はポンプを内蔵しないモデルで536万8000円。電子部品工場や食品工場などへ販売するほか、ビルなどに設置された冷却塔からの更新需要も狙う。
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