秋田県、コロナ警戒レベル3に引き上げ 病床115床に
秋田県は18日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、感染警戒レベルを深刻度が上から4番目のレベル2から3番目のレベル3に引き上げた。12月28日以降の1週間当たりの感染者数は20人以上と高い水準が続くためだ。

すでに県民に対して要請している緊急事態宣言の発令された11都府県との往来自粛に加え、仙台市など感染者が多い地域との往来も強く注意喚起する。飲食店の時短営業や不要不急の外出自粛については要請しない。
病床については69床の即応病床を18日から115床に増やした。秋田市立秋田総合病院でクラスター(感染者集団)が発生し、17日時点の病床使用率が39.1%に達したためだ。
飲食店の時短営業を要請しない理由について、佐竹敬久知事は終了後の記者会見で「(12月下旬以降の感染者急増は)飲食店より一般の家庭や集会施設で起きている。まだその(時短営業を要請する)段階ではない」と話した。家庭や集会施設での多人数で長時間の会食に注意を呼びかけた。