静岡県、新型コロナ長期化で文化芸術活動に補助
静岡県は新型コロナウイルスの感染拡大の長期化を踏まえ、文化芸術活動の補助金の2次募集を始める。イベントの自粛などにより収入を確保できない芸術家が増えており、「新しい生活様式」に配慮した活動を支援する。
新型コロナの予防対策を講じて活動する県内のプロの文化芸術関係者を対象にする。オンラインや動画配信などを活用した独創的な試みに対し、100万円を上限に活動費の全額を支給する。助成件数は50件程度を想定している。財源に2020年度補正予算で約6000万円を確保している。
募集はインターネットなどで2月1日から15日まで受け付ける。1月21日には補助制度の説明会をテレビ会議システムを使い開く予定だ。県はこのほか、弁護士や中小企業診断士らが芸術家の経営相談などにあたる無料の相談窓口も開設しており、コロナ下での活動を後押しする。