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密避けるマリンレジャーに照準、ヤマハ発やスズキ攻勢

コロナ禍に挑む

ヤマハ発の新型プレジャーボート「AX220」は初心者でも使いやすいのが売りだ

静岡県内に集積するマリン機器大手が攻勢をかける。ヤマハ発動機は初心者でも使いやすい新型プレジャーボートの受注を3月に国内で始めた。スズキは船の外付けエンジンである船外機で先進機能を採用した新型機を3月に国内発売した。コロナ下で密を避けられるとしてマリンレジャーが注目を集めるなか需要の開拓を急ぐ。

国内最大のマリンイベント「ジャパンインターナショナルボートショー2021」が横浜市で4月15日開幕する。リアルな会場での開催に先駆け、インターネット上のバーチャル会場で開く「バーチャルボートショー」も1日始まった。

今回は従来型のリアル会場に加えてバーチャル会場を初めて組み合わせた。バーチャル開催はコロナ対策のほか、マリンレジャーの注目が集まるなか来場のハードルを下げて全国から参加を促す狙いもある。ヤマハ発やスズキはバーチャル会場にそれぞれブースを構え、品ぞろえや新たな技術をアピールする。

ヤマハ発の出展の目玉の1つは新型プレジャーボート「AX220」だ。マリンレジャーを始める初心者を狙って開発し、国内受注を始めた。運転時の良好な視界を確保するなど初心者でも船を操りやすくした。クルージングや釣りなど様々な遊び方に使える。希望小売価格は497万1450円から。国内で初年度44隻の販売を計画する。

スズキはバーチャル会場で新型船外機などをPRする

スズキは国内発売した新型船外機「DF140BG」(140馬力)と「同115BG」(115馬力)を売り込む。電子スロットルや電子シフトといった先進機能を採用。エンジン回転数を上げる操作を電子制御にし、回転数を素早く正確にコントロールできる。主にレジャー用途の中型ボートに搭載する。DF140BGの価格は184万8000円から。

国内ではマリンレジャーへの関心が高まっている。イベント主催者の日本マリン事業協会(柳弘之会長=ヤマハ発会長)の報告によると、国内のボート免許新規取得者は2020年に約6万9000人と19年より19%増えた。15年ぶりの高水準という。コロナ下で密を避けられるアウトドア志向がより強まり、釣りやクルージングなどへの関心も高まっているためとみている。

日本を含めた世界的な需要の高まりを受け、各社の業績も好調に推移する。スズキでは20年4~12月期の「マリン他」事業の売上高が683億円と前年同期に比べて2%増えた。ヤマハ発は21年12月期にマリン事業の売上高で前期比11%増の3640億円を見込む。21年も「20年後半の(需要)傾向が続く」(日高祥博社長)とみて、生産をフル稼働して需要の取り込みを急ぐ。

コロナ下での新常態で盛り上がりをみせるマリンレジャー。国内最大のマリンイベントなどを新たな商機につなげられるか。各社の熱い視線が向けられている。

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