東京都、「社会的企業」を初認証 名刺製作などの3事業所
東京都は障害者など就労が難しい人を積極的に雇う社会的企業「ソーシャルファーム」に都内企業などが運営する3事業所を認証した。2019年12月のソーシャルファーム条例施行後、初の認証となる。
認証したのはリサイクル店などの企業組合あうん(荒川区)、名刺製作の有限会社まるみ(杉並区)、型枠製作の美紘建興(町田市)の各事業所。このほか、半年以内に基準を満たす予定の25社・団体の各事業所に予備認証を付与した。
ソーシャルファームは企業活動をしながら障害者や児童養護施設の退所者、ひとり親などの就労支援に取り組む企業を指す。従業員全体のうち就労困難者の割合20%以上などが条件となる。認証されると、事業所のバリアフリー改修費や家賃の補助などの支援がある。