空き家利用の「学生寮」第2弾 山形県などが内覧会
山形市中心部の空き家・空きビルを準学生寮に改装する「山形クラス」に関連し、東北芸術工科大学(同市)などは内覧会を開いた。県と市、大学などが進める連携事業。第2弾として2棟の物件を公開し、物件をさらに増やすため27日に地権者向け説明会と見学会を開く。

駅に近い公園に隣接した「山形クラス第二公園の家」は2階建て民家を改装し、5室の男子寮にした。立地はいいが駐車場がなく売却もできず4年間空き家だった。「地域がにぎわえば」(所有者の林谷洋一さん)と1300万円をかけ改装した。
行政から改修費の補助が出て、県公社が10年間借り上げる。他にもテナントビルを改装した13室の物件を公開したが、改装に踏み切る地権者の理解が必要で、説明会を開いて物件を募集する。