東京・高円寺の「小杉湯」 国の登録有形文化財に
東京都杉並区の高円寺にある銭湯「小杉湯」が国の登録有形文化財に登録された。小杉湯は1933(昭和8)年に建設され、増築や改修を重ね営業を続けている。昭和初期の銭湯の伝統的なスタイルが随所に残っており、文化財として価値があると判断された。

小杉湯は昔ながらの銭湯の魅力を残しながら、名物の「ミルク風呂」やヨガ・ピラティス教室の開催など独特の取り組みを実施。若年層を含めた銭湯ファンから人気が高い。
2020年3月には隣接するアパートを改築し、会員制のシェアスペース「小杉湯となり」をオープンして注目を集めている。登録について、経営する平松茂さんは「登録を地域の方にも知っていただき、さらに100年、150年と続けていけるように努めたい」と話している。