野沢温泉スキー場、新ゴンドラリフトを竣工

野沢温泉スキー場(長野県野沢温泉村)は11日、新たなゴンドラリフトの竣工式を開いた。山頂までの時間を従来の約半分に短縮し、利便性を高めた。同スキー場は今シーズンから初めて降雪機も導入した。設備投資を通じて、村の主力産業の活性化につなげる。
長坂ゴンドラリフトは麓の「長坂駅」と山頂の「新やまびこ駅」を片道約8分で結ぶ。全長は3129㍍で、線路の高低差は789㍍。キャビン1台の定員は10人で、80台を用意した。建設費は約30億円。
近年の暖冬で雪不足が深刻化するなか、同スキー場は今シーズンから22台の降雪機も導入した。初冬から春先までの安定的なスキー場運営を目指す。富井俊雄村長は「これからも村の観光産業として、このスキー場が生き続けることを期待したい」と話した。