静岡県民の7割、県内旅行に関心 足元は自粛
静岡県立大学大学院ツーリズム研究センターが行った調査によると、今後1年間で県内の観光地に行きたいと思っている県民は全体の69%に達した。旅行先としては熱海や下田・南伊豆など伊豆地域との回答が目立った。ただ足元では新型コロナウイルスの感染不安もあり旅行を控える人が多い。
調査は同センターが県民を対象として10月下旬にインターネットを通じて実施し、310人から回答を得た。県内の観光地に足りないものについては「公共交通機関の利便性」「行ってみたくなるような観光地情報の発信」が上位だった。
7~9月に県内外へ旅行したかを尋ねたところ、6割弱は「どこにも出かけていない」と回答。10~12月の旅行についても同程度が「計画なし」「関心なし」と答えた。同センターは「県民は慎重だが、県内への旅行需要は潜在的に高い。消費者の目線に立った情報発信に創意工夫が一段と求められる」とした。
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